2006年08月27日

眩暈 鬼束ちひろ

作詞 鬼束ちひろ
眩暈の歌詞を見る

最初にこんなこというのはなんですが、歌詞の意味がよくわかりません。難しいです。なんとか独自の解釈を試みました。

これはまったくの私の想像なのですが、この歌詞の主人公は、病魔に犯されているのではないでしょうか。根拠と呼べるほどのものではありませんが、「悪魔」からは死を、「残酷に続いてくこの路」からは死への道を、そして、「私が宝石になったら…炎の中に投げて」からは、火葬を連想しました。この前提に立つと、次のような解釈が出来ます。

完治の望みが薄い病を抱えた主人公は、いつか迎えに来る死に、ただひたすら怯えています。しかし、それは彼と一緒にいることで、ほんの少し、忘れることが出来るのです。彼という存在は、渇ききった彼女の心を潤してくれます。
しかし、それと同時に、彼女は彼に対していたたまれない思いも抱えていたことでしょう。自分は死へと向かう存在なのです。それに対して、おそらく彼はその後も生き続けます。死という未来しか残されていない私に尽くしてくれる。そんな彼に励まされると同時に、そのことが申し訳なく感じられたはずです。
ですが、彼女は気づいています。彼が自分を愛していることを。例え自分が距離を置こうとも、かれは追ってくるということを。そして、彼女自身も、もはや彼を愛さずにはいられないのです。その揺れ動く気持ちが、痛々しいまでに伝わってきます。

私はこんなふうに解釈しましたが、皆さんはいかがでしょうか。

というわけで、FUJIが考える、この歌詞のポイント!

貴方なしでは生きられない。貴方と一緒に、生きていくことも出来ない。

posted by FUJI at 14:54| Comment(7) | 歌詞レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。この歌詞は二重人格かな?と思ってました。
Posted by 夕月夜 at 2007年07月09日 16:05
夕月夜さんへ
それは、『悪魔』の部分からですか?この曲は例え表現が散りばめられているので、色々と解釈が成り立ちそうですね。
Posted by FUJI at 2007年07月15日 16:02
私は貴方の解釈で、病をDVとして今まで解釈していました。
昔DVを受けていたけれどある人に救われ、申し訳なくおもう。そしてその人は自分をどこまでも追ってくるとわかるから・・・
(もしくはDVをしてくる人はどこまでもおって来る・・・)
と想像しています。
大体FUJIさんと私も同じです。
(ちなみに鬼束さんは昔DVを受けていたので、そうではないのかなあ・・・と、あくまで私の想像で解釈してみました。)
Posted by ぴろり at 2011年02月20日 20:56
ぴろりさん、コメントありがとうございます。

DVという仮定、確かにその可能性もありますよね。最近ニュースにもなりましたし、、、。
Posted by FUJI at 2011年06月22日 13:26
こんにちは。

私は“自分嫌い”なのでこの歌詞すごく思い入れがあります。

自分嫌いって,なかなか人が好きだって思ってくれる気持ちを素直に受け入れられないんですよね。
世の中全体を自分と共に見下す,でも誰かには受け入れてもらいたい,そんな矛盾が卑屈になって現れるというか。

“こんな私あなたも本気で想ってくれないほうがいい”
“私もあなたなんて想うべきじゃない”
っていう。

一方で,誰かがそばに居てくれるときの安らぎはどうしようもないものがある。
“やっと誰かが認めてくれる”っていう喜びにはすさまじいものがある。


でもいざ自分が大嫌いな自分の本当の姿を見せて,それを深く彼が知るごとに,汚い自分から遠ざかっていくであろう恐怖に耐えれるかというとそんな強さはない。


離れる強さがあるなら,離れたほうがいい。
思いが強くなりすぎる前に。
彼のためにも。
けれど,
あなたはどこまでも追ってくる・・・
それは彼の思いの強さを感じると同時に,“自分を見ようとしてくれる人”を振り払うべきだけど振り払いたくない,自分自身の本音が解放され得ない苦しみのような解釈でいたりします。

たとえ相手の彼がDV人だったとしても…
と思うとまた深いものがあるのでしょうね。

Posted by にゅう at 2012年05月14日 01:38
にゅうさん

コメントありがとうございます。
なんだか、エヴァのハリネズミのジレンマを思い出しました。孤独を埋めるために近づけば近づくほど傷つけあう、、、。
人間の苦悩の本質は葛藤なのかもしれませんね。
Posted by FUJI at 2013年01月17日 22:39
何年前のブログだよ!と思いましたが、読んでみてスッキリしました。
漠然と聞いていた歌ですが、いざ気になって歌詞の意味を考えていたらこのブログに辿り着きました。
主の解釈を読んで全てがスッキリした気分です!
鬼束ちひろさん本人の意図は分かりませんが、自分の中では主の解釈が一番納得できました。
感謝です!
Posted by カズ at 2014年08月04日 22:34
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