2006年06月26日

新世紀エヴァンゲリオン

私はほとんどアニメを見ないのですが、新世紀エヴァンゲリオンというアニメには多大な影響を受けました。

このアニメは、迫り来る数々の敵をロボットで倒すというものなのですが、普通のアニメとは一線を画しています。普通、こういうアニメの主人公は、選ばれし者で、勇敢で、操縦の才能のある、天才型のヒーローだったりしますよね。

ところが、このエヴァの主人公は、全く正反対。ロボットに乗って敵と戦うのが怖くて、逃げ出したくてたまりません。また、彼は愛情を受けたことがなく、孤独に怯え、自分の存在にさえ苦悩します。

天才タイプのヒロインも出てくるのですが、彼女も母親の愛に飢えていた少女で、心に影を残して必死に生きています。その他、男と女の関係に溺れ、崩れていく女性や、過去に傷を持つ女性、愛することを恐れる男性など、どいつもこいつも私たち以上に深い苦悩を抱いて、作品の中で生きているのです。

アニメの中のキャラクターは、大抵生き生きとしているものです。勇気をくれるものです。しかしエヴァは、それぞれが傷や悩みを抱き、苦しみながら生きています。それに私たちが「人間」として、共感したり、惹きこまれたりするのではないでしょうか。

宇多田ヒカルさんも、エヴァンゲリオンのファンとして知られていますが、彼女の独特の孤独感を持った詞も、エヴァの影響を少なからず受けているのかもしれません。

歌詞から選ぶJ-POPレビュー FUJI at 22:14 | Comment(0) | 詞的な日記
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