2006年06月24日

遺書。 Cocco − 歌詞レビュー

作詞 こっこ
ベスト+裏ベスト+未発表曲集 収録
遺書。の歌詞を見る

もしも自分が死んでしまったら。そんな想いを綴った、遺書のような曲です。

この歌詞の主人公が一貫して求めているのは、私を、私として見て欲しい。この私自身を愛して欲しい。ということです。彼女は、自分が死んだら、ドレスも写真も、残さず焼いて欲しいと頼んでいます。確かに、ドレスは彼女の物ですし、写真には彼女の姿が写っています。しかし、それは彼女ではないのです。また、意識さえない病人になって、二度と意識が戻らないのなら、あなたの腕で殺して欲しいとも願います。ただ眠り続けるだけの存在としての自分は、もはや彼女にとって、私ではないのです。彼のそばに、私に"関する物"を残しても、それは私ではないのだから、彼女にとっては価値のないことなのです。

そして彼女は、自分の死後、彼に、愛する人と幸せになって欲しいと願います。ですが同時に、誕生日だけは、私のことを想って泣いてほしい。とも願うのです。彼女にとって、一番辛いことは、彼が彼女のことを忘れ去ってしまうこと。写真やドレスを残しておくことよりも、彼女が本当に望むのは、彼の中で、「私」としてのイメージが生き続けることなのです。

彼女は物理的な物を残すことは望みませんが、形のない、愛としての存在で生き続けることを望んだのです。

というわけで、FUJIが考える、この歌詞のポイント!

私が死んだら、全て捨てて。でも、少しだけ思い出して。

posted by FUJI at 21:45| Comment(0) | 歌詞レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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